活動事例 Case Study

Case Study01

IDO KYOTO [IDOCHA/KOKE]

https://ido-kyoto.com/

協業型飲食業の
ビジネスモデルを提案

環境・空間のプロデュースから
ブランディングまでを実施

才能のある料理人を支援するプロジェクトです。
明快なコンセプトに基づき食の施設の建築とそのシステムを組み立てました。

食の基本となる『水』は、京都・軟水の井戸水を使用するために
『井戸』を掘ることから始めました。

各店舗に井戸水を供給する仕組みを作り、施設の名前を『IDO』と命名しました。

コンセプトの『一座建立(いちざこんりゅう)』は、主客が一体となるおもてなしの心のことです。
茶道や能楽の世界でとても大切にしている言葉です。

常にプロジェクトのコンセプト見つめ不易流行(ふえきりゅうこう)の精神を、
建築や環境やサービスなどの至る所で可視化させていきました。

ワイン
プロデュース事業
美味しいの源を見つめ
一次産業とのネットワーク

[IDO KYOTO 1F | IDOCHA]

[Instagram]
idocha_kyoto

サロン的発想による
出会いの場の提案

  1. 新しいスタイルによる茶懐石の提供
  2. 才能ある人財との社交の場(セレンディピティ環境)

茶懐石をベースにティペアリングやワインペアリングを提供します。
運営は株式会社リーベンバーグです。
神戸『カセント』のオーナシェフの福本伸也さんに監修を依頼しました。

この空間は、単なるレストラン事業とは異なり
リーベンバーグの理念を体現しており、
未知なる人財と出会う場として活用していきます。

IDOCHAには、3人のソムリエが在中しており、
レストラン事業に取り組む方への
ワインプロデュースという事業も展開していきます。

ワイン
プロデュース事業
美味しいの源を見つめ
一次産業とのネットワーク

[IDO KYOTO 1F | KOKE]

[Instagram]
restaurant_koke

才能あるシェフとの
協業事業

火と水にこだわった創作スペイン料理の
提供と開業サポート

神戸『カセント』のオーナシェフ福本伸也さんに料理を学んだ、
中村有作さん率いるレストラン「KOKE」です。

若くして才能を開花させ、
株式会社リーベンバーグとの協業で新しい価値のレストランを運営していきます。

地にねづき

場をきずく

風をかんじ

陽をうやまう

雨ほころんで

水ゆらぐ

命にかんしゃ

火をともす

旬をあじわい

然となす

中村有作

ワイン
プロデュース事業
美味しいの源を見つめ
一次産業とのネットワーク

IDO KYOTO 完成までのあゆみ PURPOSE BRANDING

  1. 01リサーチResearch
  2. 02コンセプトメイキングConcept Making
  3. 03デザインDesgin
  4. 04建築・環境デザインArchitectural & Environment Desgin
  5. 05市場の流通・構築Distribution Market & Building
  6. 06評価Evaluation

01リサーチResearch

パートナーと共に「あったらいいな こんな未来」について考えていきます。
そして、やりたい事業の独自性や、活動エリアのもつ歴史・文化・地域性などを掘り下げながら、新たな価値やポテンシャルを見つけていきます。

[IDO KYOTOの場合]

若手で才能のある料理人たちの起業を応援する、飲食を中心とした複合施設を作りたいという想いからスタートしました。歴史や文化が色濃くある京都の地下に流れる「地下水」が料理とマッチしていることを発見。

現場のポテンシャルをいかす
京都、軟水の水へのこだわり

02コンセプトメイキングConcept Making

施設全体のコンセプトや理念を考えていきます。
ネーミングは「理念の声」、商品やサービスは「理念の子ども」と位置づけました。

[IDO KYOTOの場合]

施設全体で主客が一体となる「おもてなしの心」を届けたいという想いから、茶道や能楽の世界で大切にされている『一座建立(いちざこんりゅう)』という言葉をコンセプトに掲げました。
そして、施設内に「井戸」を堀り、各店舗に京都の地下水を引き、それを使って料理人が腕をふるう仕組みにすることで、「水」で全体を繋いでいく方針を立てました。

湧き出す井戸水
それぞれの店舗に届けられる井戸水

03デザインDesgin

ここでは、理念を可視化していきます。

[IDO KYOTOの場合]

「井戸」から導かれる施設のロゴマークを作り、様々なツールへと展開していきました。

  • 心づくり[Mind Identity] → 理念
  • 顔づくり[Visual Identity] → 商品開発
  • 体づくり[Behavior Identity] → システム環境
  • 絆づくり[Tie a Bond] → 長期的な愛着に繋げる

など、パーパスブランディング(社会での存在理由の見える化)について考える。

  • 土たがやす
  • 風ゆれる
  • 水みちる
  • 火おこす
  • 食とどける
  • 美しつらえる
  • 光そそぐ
  • 人かたる

04建築・環境デザインArchitectural &
Environment Desgin
空間
時間
人間

「空間・時間・人間」の視点から「間(ま)」について考えました。

[IDO KYOTOの場合]

「井戸」 でつながる空間づくりを目指しました。お客さまにどのように過ごしていただきたいか、お客さまや地域の人々、従業員との絆づくりについて考えながら、環境を整えていきます。

IDO KYOTOにたたずむ「間(ま)」の環境

05市場の流通・構築Distribution Market & Building

マーケティングインした情緒的価値と機能的価値の融合。

[IDO KYOTOの場合]

満足度は、情緒的価値と機能的価値の重なりの中で芽生えます。お客さまはもちろんんこと、社会に「あってよかった」と思える環境づくりを心がけています。

[IDOCHAの場合]

サロン的発想による出会いの場『IDOCHA』は、株式会社リーベンバーグの目指す『人と人』『人と自然』『人と文化』など、豊かな暮らしに求められる繋がりや関係性を重んじる『と』の会社を具現化した環境です。ここでの出会いによって全ての方と『共育ち』できることを理想としました。

[KOKEの場合]

才能あるシェフとの協業事業『KOKE』は、若くして才能を開花させた中村有作さんとのコラボレーションです。建築家やアートディレクターをはじめとする多くのクリエイターを株式会社リーベンバーグでプロデュースしました。

06評価Evaluation

中長期のビジョンを見つめながら、現在と未来を評価します。

[IDO KYOTOの場合]

持続可能な経営を私たちは大切にしています。現状をしっかり把握する事と、未来への展望を意識しながら、事業計画を評価していきます。ここでも情緒的価値と機能的価値の融合をしっかり見極めながら評価していきます。

PROJECT MEMBER チーム・リーベンバーグ [THINK TANK]

建築 インテリアデザイン
水谷光宏・荒川志織
アートディレクター
三木健
建築施工
大垣宗之(株式会社デザオ建設)
内装施工
金光朋博・川上崇統(株式会社アンドエス)
照明デザイン
安原正樹
ランドスケープ
山下雅弘
彫刻家
冨長敦也
左官
植田俊彦・久住有生
IDOCHAカウンター
磨田孝一朗
KOKEカウンター
永井半
撮影
村上登志彦